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フェロモン香水Labフェロモン研究の歴史
 フェロモン研究の歴史

フェロモンの発見
性フェロモンを発見した人といえば、カイコのメス蛾の尾端からオス蛾の誘引物質を抽出し、その化学構造を解明して、1959年にノーベル賞を受賞したドイツのアドルフ・ブーテナントですが、ファーブル昆虫記で知られる、ジャン・アンリ・ファーブルがその存在自体は確認しています。

ファーブルは蛾のメスを1匹だけかごの入れておいたら、数十匹のオスの蛾だけが集まってきたこと、その時間が夜だったことから、闇夜にどうしてメスにたどりつくのだろうと思い、いろんな仮説を立て研究をしました。1900年代前半の話です。

でもそれよりも前に、日本では誘引現象を観察して、1876年にシンジュサン(「ミヅキ虫」)のメスでオスを誘引し、交尾産卵させてマユをとること、1899年にはカイコのメスでクワゴ(桑の害虫として)のオスを誘殺、オオミズアオとクスサンのメスでそれぞれのオスを誘殺して、これらの樹木害虫の防除していたようです。

当然フェロモンという名称はありませんでした。ギリシャ語のpherein(運ぶ)とhormon(興奮させる)を合成してpheromone(フェロモン)と呼ばれるようになったのは1959年にブーテナントがノーベル賞を受賞した後です。


フェロモンの利用法
フェロモンの利用でよく使われるのは、害虫駆除です。

たとえば、ゴキブリは戸棚の隅などに集まっていたりします。あれは、フェロモン基礎知識でも説明していますが、集合フェロモンで集まっていて、逆にそれを利用し粘着剤に集めて捕獲する、あの有名な駆除方法にもつかわれることがあります。

他にも害虫に対して、性フェロモンをばら撒きオスががメスを探すことを困難にして、交尾を邪魔して繁殖率を下げるという方法もあります。

フェロモンは微量でも反応させることができ、毒性も心配されないので便利なのです。


ヒトとフェロモン
ヒトとフェロモンの関係は結論から言えば、
人間にもフェロモンがあることは間違いないと思われるが、フェロモン情報がどのような経路で受容され脳に作用しているかなどは明らかになっていないというのが現状です。

ヒトフェロモン存在は1971年の論文の寄宿舎効果(ドミトリー効果)などでもわかっています。
寄宿舎効果とは、女性なら経験がある方もいると思いますが、寮などで女性が共同生活をしていると、いつのまにか生理周期が同じになってくる現象のことです。
その後、1998年に、女性の腋からの分泌物を別の女性にかがせると月経周期に影響を及ぼすことを明らかにしました。
これは女性の生理周期に同性・異性の性フェロモンが関与していることが明らかにされています。


人間のフェロモン研究
100年も前から昆虫のフェロモン研究はされていましたが、ヒトフェロモンの研究は、ここ数十年でまだ始まったばかりです。
1971年に寄宿舎効果(ドミトリー効果)が発表され、ヒトのフェロモン効果があることがわかってきました。寄宿舎効果とは、女性なら経験がある方もいると思いますが、寮などで女性が共同生活をしていると、いつのまにか生理周期が同じになってくる現象のことです。
その後、いくつかのフェロモン候補物質が発見され、一部フェロモン物質の合成もされ、その実験結果もフェロモンの存在を示しています。
哺乳類は鋤鼻系(ジョビ系)と呼ばれる器官があり、そこからフェロモンを感知し、鋤鼻器内のフェロモン受容細胞である鋤鼻細胞から、副嗅球を経て、扁桃体の内側部に至り、最後は視床下部に到達することが分かっています。ただ、人間に関しては、科学者の間でもまだ議論されているようで、そのフェロモンを感知している器官が人間からははっきりとはまだ確認されてはいません。
でも、2000年に分子生物学的研究により、ヒトフェロモン受容体の遺伝子が同定され、存在部位を調べた結果、嗅覚器内にフェロモン受容体の遺伝子の発現が示されました。


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